東北総合通信局規正用無線局とJARLガイダンス局の連携運用報告

JARL山形県支部監査指導委員会では、主としてガイダンス局を運用して電波法令に違反したアマチュア無線局にメッセージ送信等で周知活動しております。
この度、東北総合通信局規正用無線局とJARLガイダンス局の連携運用を行い、違法局や不法局に対して直接指導を行ったので以下に報告します。

概 要

  • 日 時 :2021年11月12日(金)10:00~12:00
  • 場 所 :山形県鶴岡市宝谷字舞台170 鶴岡市ふるさと村宝谷
  • 参加者 :東北総合通信局監視課景山課長以下3名
         JARL側は東北地方本部から尾形本部長、山形県支部から、河野支部役員
         矢作監査指導委員長、監査指導員など7名
  • 実施状況:東北総合通信局規正用無線局の発報3回、うち  コールサイン 3回
         アマチュアガイダンス局の発報15回、 うち  コールサイン 15回
  • 視 察 :杉野東北総合通信局長

山形県の不法局運用状況

ダンプ等と思われる車両に取り付けた無線機を使用し、仲間同士の連絡や一部地域では会社ぐるみで業務に使用している不法局が多く存在しています。アマチュアバンド内での交信ルールを守らない局が非常に多くみられる昨今です。

これらのアマチュア無線局に対して、東北総合通信局の規正用無線局とJARLガイダンス局の「連携運用」は、宮城県、福島県、青森県に続き東北では4県目で、山形県では初めての運用になりました。

スムーズな運用が出来るように、前日に会場の下見準備と事前打合せを行いました。

場 所 の 決 定

実施する場所については、

 ① 雨天などに左右されない屋内場所
 ② 広地域からの受信が出来それに対応できる送信が出来る高所

を考慮し、「鶴岡市ふるさと村宝谷」に決定しました。

無 線 設 備

  • ガイダンス局名:あまちゅあがいだんす7
  • アンテナ: GPアンテナ(標高約250m)

運 用 状 況

事前に鶴岡市でのバンドモニターを行い、144/430MHzでの運用状況リストを作成しました。
当日の実施時は運用状況リストを元に別アンテナと無線機を用いて各バンドをモニターし状況に応じてコールサイン不送出局に対して指導を行いました。
違法のアマチュア無線局に対して、先ずガイダンス局がメッセージを送信し、指導の効果が見られない同一の局に対して、規正用無線局が適正運用についてのメッセージを送信しました。
殆どの局はガイダンス局のメッセージで交信中止しますが、まれにメッセージを無視して交信を続ける局があります。
その場合、規正用無線局からのメッセージ指導があると交信を中止するので、規正用無線局からのメッセージは効果があります。
430MHzでのコールサイン不送出局にメッセージを送信しました。

運 用 後 の 感 想

今回は杉野東北総合通信局長がご臨席し視察されました。
私共としても非常に貴重な時間を頂けたことに感謝したいと思います。
当日は大雨警報が継続する状況下ではありましたが、トラブル無く連携運用が出来て一安心しました。
天候の影響か144MHz帯での違法局等が無かったのには驚きました。バンド幅が広い430MHz帯での運用が主となっている事を確認出来ましたので今後に生かしたいと思います。
ガイダンス局単独運用だけでは無視されるケースが多々ありますが、規正用無線局のメッセージの送信で不法局交信が止まり効果絶大でした。1時間半位連携運用をしたところ430MHz帯違反局がなくなり、バンド内は非常に静かになりました。
今後は村山地区、置賜地区でも実施しようと思います。

報 道 取 材

地元新聞(山形新聞、荘内日報)の取材があり、東北総合通信局景山課長の説明を受け、翌日13日(土)山形新聞朝刊社会面に「無線の不適切利用者に指導」の見出しで「アマチュア無線局を指導」の記事が、また16日(火)荘内日報にも掲載されました。

JARL山形県支部監査指導委員長
矢作貢 JP7GRU

GdReport20211112