山形県・全市町村賞アワード デザイン 表彰式

JARL山形県支部では、新アワード「山形県・全市町村賞」発行にあたり、アワードのデザインを「山形デザイン専門学校」様へ依頼させていただきました。
頂いたデザイン案を支部役員で協議しましたが、すべてが秀逸なデザインで甲乙つけがたく、その中から最優秀賞、優秀賞、特別賞を選考するにあたり、当初の予定時間を大幅にオーバーしてしまうほどでした。

令和6年2月11日(日) 山形美術館において開催された「第49回山形デザイン専門学校卒業進級制作展」というイベントの場をお借りして、選考したアワードデザインの表彰式を行いました。

今回選考した「最優秀賞」「優秀賞」のデザイン及び作者からのコンセプトをご紹介いたします。
なお、「特別賞」の作品につきましては、今年6月開催予定の「第6回山形さくらんぼQSOコンテスト」において使用させていただく予定ですので、後日公開とさせていただきます。

最 優 秀 賞

作者より

 コンセプト

  声で、無線で、冒険する賞状デザイン

制作意図
 賞状といえば、白い上質な紙に金の柄と言うイメージがあります。すでに販売されているものを購入されるのではなく、
 今回ご相談をいただいたということからアマチュア無線だからこその、オリジナリティ浴れるデザインにしたいと考えま
 した。

ポイント
 35市町村の特産品、観光名所などを描きこんなに多くの市町村と交信したのだということがわかる構成にしました。
 また、35市町村を描いたことにより、他県にはないデザインになっているかと思います。額に入れて飾ると、
   「昔、冒険した時の地図」
 のようになり、歴戦の冒険者のような気持ちになることができるため、いつまでもわくわくし続けられるのではないかと
 考えました。
 他の賞状とは雰囲気が違うので、この賞状を見た方々の興味を惹きアマチュア無線を知っていただくきっかけにもなり得
 るのではないかと思います。

優 秀 賞

作者より

 コンセプト

  クールで落ち着きのある賞状

 制作意図
  この賞状は、右側に山形県のシルエットと35市町村の位置をキラキラした星で表しており、35市町村を制覇した人が山
  形を俯敢して見れるようになっています。
  山形県のシルエットの上空には波長を描いており、これは無線の電波を表しています。
  そして全体に青~赤のグラデーションをうっすらのせており、時間帯によって移り変わる空の色を表現しています。
  これはアマチュア無線の魅力の一つである、時間帯や気候でどこまで電波が飛ぶかが変わるとお聞きし、アマチュア無
  線の唯一無二の特徴を賞状にも取り入れました。
  また、上部と下部は青と金色の線でがっしり囲ってかっこよさを、配色で豪華さは維持しつつ斜めの線で賞状特有の硬
  すぎな印象は緩和しており、垢抜けた見た目になっています。
  最後に、賞状は知的さや誠実のイメージがある青色をメインで使っており、このデザインであればアマチュア無線の賞
  状にぴったりなのではないかと思います。

作者より

 コンセプト

  飾って華やかな、山形らしい賞状

 制作意図
  まず、この賞状を制作するにあたって、飾ったときの華やかさと、山形らしさを意識しました。
  山形の花笠音頭、さくらんば、ぶどう、ラフランス、将棋駒、紅花は他県の方からもよく知られているので、他県の方
  がこの賞を受賞した時も、「山形県らしさ」を存分に感じてもらえると思います。
  これらのイラストをカラフルな色使いで描くことで、飾った時も華やかに目にうつるようにしました。
  イラストの華やかさと、デザインのシンプルさのコントラストで、おしゃれに飾ることができると思います。
  余白を活かしたデザインにしているので、その点でも目で楽しめるデザインになっていると思います。

特 別 賞

「第6回山形さくらんぼQSOコンテスト」より使用させていただきます。そのため、デザイン及びコンセプトは後日公開いたします。